木製家具のススメ

オフィス家具といえば、スチール製やステンレスなどの金属製が主流になっており、種類や色なども豊富に出ています。でもやっぱり温かみのある家具素材といえば木製の家具類ですよね。オフィスでも住宅でも木製の家具は金属にはない空間を提供してくれます。オフィス家具を探している方や、どんな家具にしようか迷われてる方、木の素材について基礎から確認してオフィス家具選びの要素の一つとしてみてください。

家具に使われる木材の種類

1.無垢材

合板や集成材ではなく、使用する形状で丸太から切り出した木材。割れやひびなどが入りやすいが、天然木本来の風合いを持ち、室内の湿度を調整する働きもある。◇「正物(しょうもの)」ともいう
出典:コトバンク

なんの加工もなく素材の木目をそのまま生かした素材です。同じ木目模様の木はありませんので、完全オリジナルな家具になります。特徴としては耐久性がよく、使い込むたびに木の味わいが出て、アンティーク家具などにも多く使われています。ただ、オリジナルなので大量生産ができなくコストがかさむため、ちょっと高いイメージはあります。また加工をほとんど施していないので、そりや割れが出やすいものもあります。

2.突板

突板(つきいた、突き板とも)とは、希少性の高い美しい木目を持つ木材を薄く(0.2mm〜0.6mm[1])スライスしたもの。木材を薄く加工した単板の中でも特に銘木単板(めいぼくたんぱん)と呼び、これを表面に用いた合板を天然木化粧合板と呼ぶ

出典:wikipedia

突板を利用する長所としては、無垢材と違い無垢材と同じような天然木の自然な木目、暖かな味わいが出ます。厚みもいくつか種類があり、薄突き突板の場合、0.18㎜~0.3㎜、厚突き突板の場合が0.4㎜~0.6㎜と、厚みがあるほど高級感が増し、キズがつきにくくなるといわれています。先ほどの無垢材と比べるとそりや割れが非常に少なく、また重さも軽く仕上げることができます。

木の種類

1.ウォールナット

一般に家具で使用される「ウォールナット」といえば、「ブラックウォールナット」のことを言うそうです。クルミ(正確にはクルミ科の植物)の木で家具でけではなく、建材や、楽器にも多く使われています。ウォールナットは、耐久性に優れている、木目が美しい、加工性に優れているなどメリットがもりだくさんです。一般的には木材は経年変化で色が濃くなっていくものですが、ウォールナットは色が抜けていく感じです。ただ、それもウォールナットの風合いの一つです。

2.オーク

ウィスキーの樽などにも使われているほど非常に硬く、重厚で耐久性にすぐれています。オフィス家具にはそれほど使われないかもしれませんが、会議テーブルや、住宅などでは、ダイニングテーブルなどにもよく使われている素材です。トラフと呼ばれる独特の模様と、規則性のある計算されたような木目も多いな特徴です。また日本ではナラ材とも呼ばれますが、オーク材は少し違いがあります。日本のナラ材に比べ木目が荒く、色味も白いのが特徴的。

3.ブラックチェリー

ブラックチェリーは一般にチェリー材と呼ばれ、日本の代表的な植物北米産、「桜」です。とても美しい淡い木目、比較的短期間で経年変化が現れ、最高の風合いを醸し出します。最初は淡い琥珀色ですが、使い込むうちに美しいワイレレッド色に変化していきます。他にはない吸い付くような滑らかな木肌と、その美しさ、肌触り、まさに見ても触っても楽しめる素材です。昔から家具の高級材として、あの高級木材マホガニーに並ぶと言われてきました。長く使いたい、使い込む風合いを実感したいという方にはもってこいの素材です。デスクなんかに使ったらもう手放せないものになりそうです。

4.ラフ材

ラフ材はきの種類ではなく表面処理の具合を示す用語で、機械や刃物痕・
節・白太等が入った木材です。キャンプ場やバーベキューなどですでにずっと使用していたかのような質感がすぐに楽しむ事ができます。個人的には非常に好みな模様をしていて、デスクや、棚などに使うと、とてもワイルドな雰囲気を演出してくれます。

木製家具とオフィスの相性

最近では格安オフィス家具なども多くあり、安価にオフィス家具は手に入れられるので、大量に発注する場合はそういったスチール性のデスクなどをを購入する方も多いと思います。でも一回考えてみてください。木の出す風合いや温かみというのは、意外なほど人の行動や心理に影響しているんです。

鉄筋コンクリート造の建物に比べて木造の建物は、8つの心への影響を調査した結果でいずれの項目においても優れた結果をもたらしています。長くすごす家だからこそ、見た目の機能だけではない心理的影響も気にしたいところですね。”
”木材は、細かい組織が折り重なって作られている構造で柔軟性に富んでいることから、クッションのようになっています。このため木造住宅は、鉄筋コンクリート造の住宅に比べカラダへの負荷が軽減します。
また、木は、心地よい香りによる「リフレッシュ効果」や「鎮静効果」をもつほか、「抗菌作用」「消臭作用」などをもっていると言われています。
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出典:木材利用ポイント

木のぬくもりといいますが、仕事で疲れて体に癒しを与えてくれるかもしれません。

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