オフィスデザインに気の流れや風水を取り入れるべきか?

目次

1.オフィスデザインがプラスにもマイナスにもなることがある?

2.気の流れ・風水・家相の概略まとめ

3.そもそも気の流れや風水を気にした方がいいのか?

4.気の流れや風水を気にする企業向けのオフィスデザインとは?

5.オフィスデザインに気の流れや風水を取り入れるべきか?

1.オフィスデザインがプラスにもマイナスにもなることがある?


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家相や風水を意識しているオフィスとそうでないオフィス。

この違いは、少しでも家相学や建築風水を学んだことがある者ならば、すぐに気が付きます。果たして現代の建築様式において、これらの要素はオフィスのプラスになるのでしょうか?

「験(ゲン)担ぎ」「縁起担ぎ」といった言葉をよく耳にするかと思いますが、やはり経営をになう立場の人間は、少しでも縁起のいい物事にはあやかっておきたいもの。現代でも社寺への奉納や酉の市など、商売をしている者がこうした行事に参加するのは珍しいことではありません。

家相や風水も同様で、運気があがるとされている事柄は、率先して取り入れたいと思うのも自然でしょう。これにより経営者や従業員のモチベーションが上がるのならば、それはプラスに働いていることになりますね。

反対に、これらがマイナスに働いてしまうケースはどうでしょうか。

オフィスデザインに気の流れを照らし合わせた際、どうしても一般的に推奨される動線や使い勝手のよいレイアウトと合致しない場合があります。例えば、備え付けの出入口の方角が悪いからと、使用できない状態にしてしまったり…。このようなパターンでは、かえってオフィスの使い勝手が悪化する面もあるでしょう。

本来、家相や風水は人間の生活に寄り添うためのものなので、極端に動線に不具合がでるような要素はありません。

ですが、ビルの間取りが気の流れを意識して設計されていない場合、時としてこのような齟齬が生じるケースもあるのです。

2.気の流れ・風水・家相の概略まとめ


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さて、普段私たちがインテリア・エクステリアにおいて直面することの多い風水や家相。

改めてこれらはどういった内容なのか、簡単におさらいしてみましょう。

●風水

風水とは中国から伝わったもので、現在では一部が日本独自の解釈となっているものもあります。(よって学者によって諸説あり)もともと風水は大地の気脈を読む占いから始まった環境学なため、建築とも密接な関係。八方位の中から吉方位を見出し、どの方向にどの要素を組めばより多くの運気が入ってくるかで、「気の流れ」を変化させようというものです。

オフィスにおいては、鏡を置くと人間関係に有効、エントランスに植物を置いて生気をあげるなどといったものがあります。

●家相

風水と混同されがちな部分もありますが、日本に家相が普及したのは江戸時代。

例えば北東(鬼門)に水まわりがあるのは凶であるなど、こちらもやはり八方位と鬼門を意識するものです。しかし鬼門である北東は日陰であることが多く、今ほど建築が発展していなかった江戸時代ではジメジメした場所でした。そのため建材が腐りやすいため水まわりを避けていたなど、当時の建築基準法のような働きをしていた面もあるのです。


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気の流れや風水は、観葉植物や文具類、インテリアグッズなどで簡単に取り入れられるものも存在します。仮にまったく興味なくレイアウトしていたとしても、偶然風水のとおりになっているなんて場合もあるくらい、実はかなり身近です。
ただし、せっかくであれば意識的に気にして取り入れていきたいもの。

例えば、なにか特定のことに悩みがあったり、今後の抱負をかかえているなど…こういった場合に風水を取り入れてみることで、気分的にもモチベーションをアップさせることが可能です。

また、自分たちは気にしていなくとも、頻繁に付き合いのある取引先の人が風水にこだわっているなど、そういったケースでもインテリアをコミュニケーションツールとして活用できるでしょう。

4.気の流れや風水を気にする企業向けのオフィスデザインとは?


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それではオフィスにピッタリな風水の一例を見てみましょう。

●電話

電話は顧客や取引先と連絡を取り合うための必須アイテム。
電話を置くのにベストな方角は東南。東南に配置することで、円滑な人間関係やよい商談が舞い込んできます。
反対に西側はなるべく静かであるべき方角なので、音が鳴るものは避けましょう。

●デスク配置

人が座ったとき、背後には通路などの空間が空くのはあまり良くありません。
また同時に、全面が壁などで大きくふさがれているレイアウトも、財運が悪化してしまいます。
壁沿いにデスクを配置するオフィスデザインはメジャーですが、運気を意識する際は向きにも注意しましょう。

●観葉植物

植物の生気はオフィス中どこに配置されてもいい要素。
風水の中でも万能アイテムといえるでしょう。
特にオススメなのが、建物の構造上変更できない部分に悪いポイントがある場合。
エントランスの向きが風水上好ましくない…などといった悩みがある際も、悪い気の流れは植物の生気に正してもらえばよいのです。他にも悪い気が入ってしまいそうな箇所があれば、植物やパーテーションを使って防ぐことが可能です。

●傘立て

雨に濡れた傘は外からの悪い気も一緒に持ち込んでしまいます。
ですからエントランスには必ず傘立てを置き、オフィス内には持ち込まないようにするのが◎。
汚れも運気を下げる元なので、常に清潔に保つのも忘れずに。

5.オフィスデザインに気の流れや風水を取り入れるべきか?


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気の流れや風水には、それらを信じる・信じないは別としても、人間の生理上とても理に適っている部分が数多く存在します。

例えば前項を例にあげると、コロナ禍でトレンドとなった背面式デスクレイアウト(壁に向かってデスクを並べる)は、背後の人通りが気になるといったデメリットが。また、傘はオフィス内に持ち込むと汚れやシミの原因にもなりますし、エントランスに傘立ての用意があることで「きちんと感」が芽生えます。

もしもオフィスデザインで迷いがあれば、目安としてでも風水を取り入れてみてはいかがでしょうか?

あまり固く考えず、よいと思ったものだけチョイスするだけでも、理にかなった美しいオフィスに仕上がりますよ。

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