女性が居心地が良いと感じるオフィスデザインとは?

笑顔の女性が居ることで、場が華やかになりコミュニケーションが円滑になるのは、そういった女性の特色が現れているのかもしれません。オフィスが女性が居心地のよい空間であることは、ビジネスが円滑に進むための必須条件なのです。今回は、オフィスの導線や片付け収納以外で、女性にとって居心地が良いと感じるオフィスデザインを考えてみましょう。

女性の40%が現在のオフィスに不満?

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株式会社SYNTH(シンス)が2016年4月12日に発表した調査データ「ビジネスウーマンのオフィス環境に関する意識調査」によると、女性の約40%が現在のオフィスに不満があることがわかりました。

そして、「快適なオフィス環境はモチベーション向上に貢献する」に同意すると回答した割合は、なんと91%。オフィス環境は女性のやる気に大きく影響するようです。
また、「快適なオフィス環境は作業効率に向上させる」のは同意92%、「快適なオフィス環境は組織内の人間関係を良くする」へは82%となっています。
この調査結果から、「快適で居心地の良いオフィス環境」は、女性の仕事の能力を最大限に発揮させるためにも重要なキーワードであることがわかります。
では、彼女たちにとってどのようなオフィスが快適だと感じるのでしょうか。

綺麗なトイレと身だしなみを整えるパウダールーム

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出典:https://pixabay.com/

前述の調査結果で、「ストレスと感じるオフィス環境」の中でワースト1となったのが「汚く狭いトイレ」です。

女性にとって、トイレは用を足すだけの場所ではありません。昼休み後の身だしなみを整え、営業へ出る際の化粧直しにも使用します。場合によっては着替えが必要な時もあります。オフィスに更衣室がない場合は、トイレで着替えるしか方法がないのです。

女性は、トイレやキッチン、お風呂などの水周りの汚れに敏感です。汚いうえに狭いとなれば、トイレに行くたびにストレスとなってしまいます。
オフィススペースの問題もあるので、今すぐトイレを広くしてパウダールームを併設するわけにはいかないかもしれません。常に清潔を保ちやすく、レイアウトの工夫などで広さを感じられる、気持ち良く使えるトイレ空間を目指しましょう。

空調がちょうど良いことは効率的な仕事を行う上で必須!

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女性は寒さに弱く、温度差で体調を崩しやすいものです。特にオフィスワークが多い場合、夏のエアコンは下半身が冷やしてしまいます。男性と女性の体感温度の違いから、男性の快適温度に合わせてしまい、女性が寒いオフィスで我慢して働いている例も少なくないようです。

また、バリアフリーを目指した広い空間のデザインの場合、伸び伸びとした開放的なオフィスである一方で、フリースペースや休憩スペースまで空調が回らず、どこ居ても快適な温度を感じない場合もあります。
寒い、暑いなどは体に直接影響します。悪化することで仕事の効率が低下し、体調を崩してしまう場合もあります。
温度調節をこまめに設定する、パーテーションや扇風機などを用いて空調の流れを作るなどの工夫で、より快適な空間となるでしょう。

プライバシーが保たれた開放感のある空間

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出典:https://pixabay.com/

先にもあるように、開放感のあるオフィスづくりとして、フリースペースや休憩コーナーもバリアフリーでデザインされているオフィスも多いようです。カフェのようなデザインのオフィスは、リラックスした気分にさせ、クリエイティブな思考の回転を向上させると言われています。しかし、休憩中も見られていると感じると、休憩しているのに落ち着かないと感じる女性も多いものです。

多くの女性は、気の抜けた姿を見られたくないと思っています。女性同士のコミュニケーションを大切にするので、プライベートな会話は男性社員には聞かれたくないと感じているようです。

オフィスの開放感は、快適に仕事をする上でとても大切なキーワードです。しかし、個人のプライベートも守られて欲しいと感じています。これは女性だけではなく男性にも共通する感情でしょう。反対に、見えるところで休憩している同僚が気になって、作業に集中できない場合もあります。パーテーションで区切る、仕切りのガラスを磨りガラスにする、グリーンで区切るなどの工夫で、安心して休憩やディスカッションができるでしょう。

匂い対策や香りも快適なオフィスを演出する上で大切

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夏が近づくと気になるのが汗の匂い。自分の汗の匂いはもちろん、外回りから帰ってきた異性の汗の匂いも不快に感じてしまうことがあるようです。汗をかいてしまうのは仕方がないこと。脱臭効果のある空気清浄機などで匂い対策を行うことで、オフィスワークの女性も外回りの男性も気持ち良く過ごすことができます。

また、オフィスで飲食をしなくてはならない場合、ランチ後はオフィスに匂いがこもってしまい、午後は様々な匂いの中業務をスタートしなくてはなりません。空気の通りをよくする工夫や、食事場所を別にする対策が必要でしょう。空気清浄機の他、観葉植物も空気の清浄に貢献します。また、朝や休憩時間にミントなどの頭がスッキリするアロマを焚くオフィスもあるようです。ほのかに香る程度のアロマは、仕事の効率をアップさせるとも言われています。上手に取り入れたいですね。

まとめ

女性の快適指数は、「清潔」「プライバシー」の変化によって上下します。整理整頓がしやすいことやおしゃれなオフィス家具が大切な要素であることは間違いありませんが、「見られること」「触れるもの」も女性にとって大きな問題なのです。女性が笑顔で働けることは、会社全体のコミュニケーション、延いては業績アップにもつながります。オフィスに女性が少数だとしても女性の意見を取り入れて、みんなが居心地が良いと感じるオフィスデザインを探求することが大切です。

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